医療法⼈社団 中成堂⻭科医院 ｜ ⼤正時代から埼⽟県川越市にある⻭科医院

成長を歯科の立場からサポート

虫歯の治療だけでなく「健全な永久歯・歯列咬合・お口の機能（摂食嚥下、構音、呼吸）を完成させる」うえで障がいとなりうる疾患・形態の異常・習癖の治療と予防をする診療科です。小児歯科では成長発育や歯のはえ変わりなど常に変化し続けるお子様のお口の中に対する専門的知識を生かして長期的な計画のもとに治療を行っています。お子様にとっては歯科の「初めて」を経験する場となりますので、不快な経験を極力減らして頑張った成果を実感してもらうことを心がけ、的確な治療と再発させないための原因療法としての予防指導を行います。お子様が自分のお口の中に関心を持ち、予防や治療の必要性を理解して年齢に応じた自己管理ができるよう指導することは小児歯科の大変重要な責務ですが、成長発達過程にあるお子様だけでの十分な口腔内管理はまだ難しく小学校卒業までは保護者の方々の補助は不可欠ですので保護者の方々への指導も行います。

小児歯科受診の時期

「お口は健康の入り口」と言われており、全身の健康維持に深いかかわりがあります。生涯にわたりお口の中の健康を保持するためには乳幼児期からの歯科疾患の予防と治療がとても重要です。特に乳臼歯が生えてくる1歳半から3歳（生後19か月から31か月）はお口の中で一生を左右する大きな変化が起こっていて、いわゆる「口腔内の感染の窓が開く」年齢であり、最も虫歯菌に感染しそれが定着しやすい時期ですので乳歯が生え始めたらできるだけ早い時期に小児歯科を受診して歯科スタッフと信頼関係を築き、2歳までにはかかりつけの小児歯科で定期的な口腔内管理を受けている状態であることをお勧めします。

お子様の矯正をいつ始めるべきかお悩みのご家庭は多いと思います。小児歯科の定期健診で不正咬合の芽が生じていないか診察します。さらに予防法や矯正治療が必要かどうか、そして治療が必要な場合には不正咬合の原因に応じた効果的な矯正治療開始の時期、治療方法をご提案します。現在専門の矯正歯科医が1か月に10日来院し、治療を行っています。小児矯正はお子様の成長が終了し、永久歯列の咬合が完成し、親知らずの処置を決定するところまで続きます。小児歯科・矯正歯科・口腔外科が連携して健全な永久歯列の育成に力を注ぎ、その後に続く一般歯科での診療が容易で楽しいものであるようお手伝いします。小児矯正はⅠ期治療(乳歯と永久歯が混在する混合歯列期の治療)とⅡ期治療(永久歯がはえそろった時期の治療)から成っています。

当院では矯正歯科医に適応と診断された場合、ご希望に応じてⅠ期治療を小児歯科医が行っており、インビザラインシステム（インビザラインファースト）を採用しています。インビザラインはこれまではⅡ期治療で使用されていましたが技術の進歩によりⅠ期治療からの使用が可能になりました。（2019年3月～）
インビザラインシステムは透明で薄いマウスピース型の矯正装置（アライナー）を使用する治療方法です。アライナーは1日中装着しますが、お食事や歯磨きの時間は外すことができます。1,2週間ごとに新しいアライナーに交換することでゴールに向けて少しずつ歯が動くようにオーダーメイドで設計されています。