医療法⼈社団 中成堂⻭科医院 | ⼤正時代から埼⽟県川越市にある⻭科医院

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ホワイトニング(1)

2004.12.25 ブログ

ホワイトニングとは、麻酔注射も、歯を削ることもなく、ほとんど痛みもなく、変色した歯も黄ばんだ歯も輝く白い歯に変える治療です。

 Ⅰ.神経の無い歯のホワイトニング

右の写真はKさん(30歳、男性)のホワイトニングする前とした後のものです。ホワイトニングする前は前歯が1本かなり茶色味を帯びた色をしていました。これは、以前に歯の神経をとってしまったことによる変色です。神経(正確には歯髄)をとる時の出血や壊死した組織により、歯の内部から黄褐色から暗褐色に変色したのです。そのため、歯の表面をいくら磨いても白くはなりません。このような場合は歯の内部から薬を作用させてホワイトニングを行います。この場合は、まず歯の裏につめてある材料を削り取ります。そして、削ってできた空洞に過酸化水素水という薬を使ってホワイトニングを行います。1~2回の治療で下の写真のように綺麗な白い歯になりました。そして、白い歯の色に合わせて、歯の横に詰めてある材料も綺麗に詰め直して治療終了です。患者さんもびっくりするくらい大喜びでした。こういった神経のない歯についてはほとんどの場合、保険内で治療ができます。ただ、ひとつ注意しなくてはいけない点があります。それは、白さは永久のものでないということです。多くの場合は何年か経過すると、だんだん元の色に戻ってきてしまいます。ですから、定期的なケアが必要ということです。