ホワイトニングとは、麻酔注射も、歯を削ることもなく、ほとんど痛みもなく、変色した歯も黄ばんだ歯も輝く白い歯に変える治療です。

　Ⅱ．神経の残っている歯のホワイトニング

右の写真は前歯の色が気になるTさん（女性38歳）のものです。上の写真が治療前、下の写真が治療後です。治療の流れを簡単に説明すると、まず、歯の表面についた茶渋のようなものを綺麗に磨いてとります。そして本来の歯の色を確認、記録します。次にNITE ﾎﾜｲﾄ という薬を用いてホワイトニングを行います。このホワイトニングはご自宅で行ってもらうものです。期間としては1週間～2週間、毎日2時間作用させます。とても、簡単かつ安全に行うことができます。実際に私も経験しましたが、ほとんど苦痛もなく、手軽にホワイトニングをすることができました（もちろん歯科医師によるきちんとした説明、管理およびケアの下での話です）。仕上げは歯の脇につめてある材料を白くなった歯の色に合わせてつめ直しました。写真だけではわかりにくいかもしれませんが、思った以上に白くなりました。そして、このホワイトニングの良い点は何といっても歯を全く削らずに、歯そのものの色を白くすることができるということです。
ただし、神経の残っている歯のホワイトニングは基本的に保険が使えません。費用としては、上の歯だけ行う場合で15000～20000円、上下の歯に行う場合30000～40000円程度かかります。また、神経の無い歯の場合と同様、定期的なメインテナンスも必要です。